もしもわたしがしんだら／沖縄篇

できればうみのみえるところへうめてください。

連休を利用して沖縄に国内新婚旅行へ。
遠距離婚なので、現地集合現地解散。

沖縄では、彼の知り合いの琉球大の先生夫婦に連れられて
北谷の夜遊び。
といっても美味しいカレー屋台に連れていってもらったり
夜のフリーマーケット巡りをしたり。
ふたりでいたときよりも、
もっとずっと沖縄を近くに感じられて
楽しかったな。
あんまりひとは得意ではないけれど
先生夫婦は変わってて
夏は仕事がえりに泳いだり
週末は路上ライブを聴きにいったりする
その関係や雰囲気や人柄にリラックスできた。

いつかはわたしも死ぬのだろうか。
わたしが生まれて死ぬということに
一本の針ほどの意味があったのだろうか。
ときどき考える。

やまだないとさんの「西荻夫婦」の
夫婦が生前に、ふたりのお墓を作って墓参りに行く話が好きだ。

せめてわたしは自分で自分の死に方を決めたいと思う。

沖縄の海は、想像以上に綺麗で
色んな色があって
沖縄の町は何もかもが古びていて
沖縄のひとたちは少しリズムが違っていて
呼吸がしやすかった。
寒かった三月のことなどいつのまにか忘れてしまっていた。
もう少し年をとって
お金が自由になったら
色んな町に少しずつ住みたい。
砂浜で本を読んだり
彼と笑って話していたい。
そんな夢を少しだけみれた。

沖縄また行きたいな。