清顕は夢の中で聡子と出会うことで
現実の彼も聡子を強く求め始める。

私が彼を求め始めたのも
彼を夢で何度もみたからだ。
彼の手に触れた感触を、現実でも得たいと思ったからだ。
(清顕が聡子を現実でも手に入れたように
 わたしも幸運に彼を夢を契機にして手に入れた。)

夢はこころの底の反射だ。
だからこそ不安も欲望も現実よりも直截的で。
そこで起こる出来事は現実の日常をも浸食するほど
(現実を夢と地続きだと思う程、いや信じたくなるくらい)
魅了される。

「春の雪」をみながら後半はぼろぼろと涙が落ち続けた。

そして映像を見ながら自分の生まれてきた意味を考えていた。

いつのまにか生まれ
誰かと出会い誰かと交わり
愛する人の子どもを身籠もりそして死にむかっていく
そんなわたしたち。

三島由紀夫の原作も読まねば。
http://www.harunoyuki.jp/

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索