宝石のような

2008年11月7日 日常
金沢は、地味な色で輝く、小さな宝石のような場所だった。

先日の連休のときには、車で金沢旅行。
21世紀美術館に彼とこどもを先に行かせている間に
歩いた竪町の古道具店のたたずまいに、消えかかっていた乙女心が震えだした。

フェルメールにもノワイヨにも開店前で店内には入れなかったけれど
むしろ入らないことで私のなかで大切な夢の場所がまた増えた。
(次に行ったときには入る気満々、なのだけれど。)
フェルメールの扉にセロハンテープでつけられていた
「15分で戻ります」の鉛筆の文字に笑いがでた。いつから、15分とか。

帰りには高速道路で彼と大喧嘩し、車から降ろされそうになり
驚いて泣いて謝った苦渋の記憶もあるが
わたしはこれ以降彼の車には決めたので、もう悩むこともない。
(全ては一度切りの、リセットできない、最後のゲームなのだ。)

そんなどうでもいい記憶なんかふっとばすくらい金沢はいいとこと。
ああいうところに住みたい。

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