免許更新その他旅疲れもあったので有休とってみた。
朝は彼から「遅刻だよ」とあせった声で電話。
10時30分くらいまでねた。
芯から眠れた感覚はない。ああ。
カーテンをあけたら案の定雨で。
トーストを焼いてマーガリンをたっぷりとつけ
ヨーグルトにリンゴジャムを落とし、コーヒーを飲む。
いつもの朝。少し違う朝。
免許の更新会場までの移動や待っている時間などはずっと
「オーデュボンの祈り」を読んでいた。
講習時間は最前列で話を聞きながら
彼とのセックスについて記憶をたどっていた。
帰りのブックオフで買った「シガテラ」の男の子と自分の妄想が重なり笑えた。
「だるまちゃんとかみなりちゃん」という絵本も買った。
いつか生まれるはずのこどもへ。
その前に、かつて生まれたわたしのために。
帰りにYから仕事についてのメール。
しかし最後あたりのたわいもないメールを彼に誤送信。
あわててボタンを押すが戻らない。
あとで電話がかかってきておこられた。
(わたしが逆の立場だったら切れてる。)
さびしいのはよくないですね。ただの言い訳だけど。

こどもには「桜」とつけたい。
「オーデュボンの祈り」にでてきた「詩を食べて生きる」人。
名前は「願い」にも近い。

地震とメール

2004年10月23日
彼から七時近くに電話があった。
彼の住んでいる場所で大きな地震があったらしい。

11時30分にYから「何しよると?」とメール。
寒い夜には誰かの傍らで眠りたい。
でも私は大阪で。
彼は地震で。

何回目かの台風上陸

2004年10月19日
「僕は死ぬように生きていたくはない」
ポルノグラフテイから中村一義の声に朝の音楽を変えた。

NHKの「母親の鬱」特集をみながらネット。
私の父の弟二人は精神科で偶然はちあわせ。
従兄弟は海に車ごと飛びこんで消えてしまった。
思えば彼の年齢をもうずっと超えてしまった。

母から「先日は結婚に反対してごめんね」と電話が。
そして、11月に彼が結婚の挨拶にきたときに
あなたたちの考えるこれからの生活とか、仕事とか、いろんなことについて
話してくれるかしらと。

遠かった「ケッコン」が近いものに感じられてきた。
少し緊張。早く飲み会の彼に伝えたい。
明日は職場で異動ができるかどうかきいてみよう。
たまには躁状態に乗って、動いてみよう。
少しでも生きているうちに
楽しかった思い出を作ろう。

明日は台風。

「シガテラ」

2004年10月18日
ヤンマガで「シガテラ」よんだ
人間の行動には一定のパターンが見られる
だからセックスに溺れたあとのその先が知りたい

いつもいつもその先がみたい


喪失

2004年10月15日
今日からだの一部を失った。

レイモンドカーヴァーの「必要になったら電話をかけて」を読み終える。
ふつうの生活の、ひとこまが、どうしてこんなにくっきりとみえるようになるのか不思議だ。

ラジオ

2004年10月3日
伊坂幸太郎さん『グラスホッパー』を読んでます。

TVも音楽にも疲れた最近
ラジオを聴きます。

今はずっと虫の音が流れていた。
朝の電車で村上春樹のあとがきが読めて良かったと思う。
朝の電車の気分と小説は近い。
(ワタシにはいつも言葉が足りない。)

「レイモンド・カーヴァー傑作選」を読み終えた。
彼の書いた65篇の小説を読み通したいと思った。
例えそれ以上はもう読むことができないと知っても。

ささやかな光景が全てを包含しているような
そんな気分になる。

本当のわたしの日常は汚い色がまじってしまったけれど
時々触れる誰かによってこころが酷く曲げられたとしても
時々出会う誰かによってまた私も救われていることに気付ける。

「きみはきみのかく登場人物ではない
 でもきみのかく登場人物はきみだ」

二日遅れで美しい月をみれた。

saturday/morning

2004年9月25日
11時間眠って悪夢をみた。
9時30分になり、近所の産婦人科へ。
あんなに沢山の妊婦さんをはじめてみた。
こどもがほしいなと思った。
待ち時間が予想通り長く
もってきた伊坂幸太郎さんの「チルドレン」をほぼよみおえた。
面白いってこういうことだな、と思える本。
他の本も読んでみよう。

「アニーホール」

2004年9月23日
吉野朔実さんの「犬は本よりも電信柱が好き」がでていると知って
本屋をふたつまわったけれどどちらにも置いていなかった。
土曜日の楽しみにしよう。http://esbooks.yahoo.co.jp/books/detail?accd=31431158

「アニーホール」をみた。
アニーみたいな気持ちってわかる。
ウデイアレンの気持ちもわかる。
悲しいような、やはりそうなるしかない結末。
ひとはこんな山谷を経験していつかは終わるのだろうか。
わかっていても終わりたくないものだ。
(追記:インテリア素敵だったー)

悩むより動け。

2004年9月22日

ananの「恋に効くSEX」特集、そんなでもなかった。
女の子はやはりナイーブなのだと思う。
(というよりナイーブであってほしいのかマガジンハウスの読者は。)
野村佐紀子さんの撮った写真の男の人たちはキレイ。
米倉涼子さんのカラダはもっと綺麗。

カラダって適度な脂肪があるからこそ美しくみえるときもある気がする。
(いやそうであってほしひ)

読むときよりも買うときのときのが緊張した。
レジにわざわざバーコードのある裏面をだしたのに
表紙に裏返されたときは目をヒダリにそむけた。

江川達也とか藤代冥砂とか高田純二とか汚い3人組に
女のコのこととやかく言われるのが一番むかついた。
少しくらいやってること、キレイにみえなくても
それを微笑ましく思ってくれるくらいの気持ちが
セックスのときには互いに必要な気がする。
はだかって無防備で
その分はずかしいけど
はずかしさも越えて
何もないじぶんをみてっていう
わかってっていう
こころからわかりあいたいっていう
行為だと思うから。

駅からの帰り、見上げた空には半月。
満月は28日。
明日の休みにそなえて
酒のつまみのチョコレートや柿ピーなどをスーパーで買う。
ビデオは「恋々風塵」と「アニーホール」。
ふとんにくるまってゆっくり過ごそうと思う。

良い休日を。
本屋で「ku:nel」購入。
ananのセックス特集買うか悩む。

人生は知らない事ばかりで
羅針盤なしではこわがりのわたしは進む事ができない。

昨日は彼と村上春樹の「アフター・ダーク」について話す。
伊藤比呂美の「ラブソング」を読んだ。
執着と放浪。どっちもほしい。
メールと抱擁。どちらも必要。

私のPCは「りょう」と打つと「了解不可能の《他者》」が変換される
おしゃれPC。

夏の終わり

2004年9月20日 日常
9/19の続き
Yからメール。
遊びに行くの彼に悪くて、どこかこわくて、でも行きたくて。
で考えた末いつものように「もう遅いからパス」とメール。
すると返信で「またいつもの(断りの)パターンか。またね」
みたいに書かれてて、猛烈に遊びたくなり
花火を提案。で、花火に決定。去年の花火の残り15本。
22時くらいから目的花火で、海に向けて出発。
山道は真っ暗でこわかった。
海も数台いる車の明かりくらいしかなく暗い。
波が強く動いていて、飲みこまれそうだった。
ちっちゃい手持ち花火に点火してスタート。
ロケット花火を連続して海に放ったり
線香花火をふたりでみていたり。
いつのまにか空も晴れ、星が見え始めた。
全部の花火が終わって時計をみたら12時。
楽しい時間は過ぎるのが早い。
綺麗な、夏の終わりの思い出ができた。

「もう遊べないよね?」とYの家前で聞かれ「うん」と答える。
アパート前まで送ってもらった。
すぐに「明日何もないならうちで一緒にねようよ」とメールが。
「考えてたら眠くなってきた。わたしは自分の幸せ追求するので危ない橋は渡れない。なのでパス。オヤスミ」と迷った挙句送ったら返信なかった。つめたーい。結局カラダか・・・
しかも実際は「追求」→「追究」って誤字してたし。(まあ間抜けなトコ含めて私だ。)
彼に電話せねば、と思い電話したら繋がらず。
ふうっと思って横になってたら眠っていた。
4時に目覚めてお茶飲んでまた眠る。
今日はビデオでもかりよう。

「追究」って言葉素敵だった。
(分らない事を)どこまでもつきつめて・明らかに(研究)しようとすること、だって。新明解国語辞典より。


どんな形であれ。

2004年9月19日
夢をみて何度も起きてはっきりと目覚めたのは11時前。
新聞を見ながらゆっくり朝ゴハン。
実家っていいな と思えた瞬間。

昼から母の運転で山口の長府へ。
山口は古い町並みが残っていて落ち着く。
喫茶店でお茶を飲み、父の話など。
(離婚して幸せになるケースが世の中多いと思う。
好きだったひとを好きじゃなくなるのはつらいけれど
それによってまたきっともっと大切なものに出会えると思う。)
母はどんな状況でもいつも明るくてあたたかい。
いつもそんなところがだいすきだった。
わたしにできることは何かな?

竹内久美子さん『遺伝子が解く愛と性の「何故」』を帰りの電車で読む。
ロングスリーパーも鬱も好意的に書かれていてほっとした。
勉強したいなーと思う。
生きてきた軌跡をやはり残したい。
どんな形であれ。

記憶の保存法

2004年9月18日
午前中は部屋の掃除や洗濯してお昼からでかける。
無口な店員がいるいつもの店でクロのジャケットをみつけたので
「試着したいんですけど」
と話しかけたら
「それサイズが小さいんで」
といって試着さえさせてもらえなかった。つら。
今年の冬はクロのジャケットが欲しいのです。
お店から出るとスコールで日本の熱帯化を感じた。

久しぶりに実家に帰る。
母が晩ご飯を作ってくれている間椅子に座っていたら眠っていた。

NHKBSの深夜カルチャー紹介番組みながら
夏に彼と会った日々をノートに書いていた。

会う日が積み重なれば重なるほど
大切な記憶はどんどん薄まってきている。
思い出せない日も沢山。
このまま日常になってしまうのが幸せなのかな。
でもまだ覚えていたい。

2時に就寝。

台風

2004年9月17日
RMKとブラニフ航空のコラボキットをネットで注文。
http://www.rmkrmk.com/japan/topics/040901_03/index.html
届くのが楽しみ!

枡野浩一さんの「かんたん短歌」をみていた。
http://masuno-tanka.cocolog-nifty.com/blog/2004/09/post_3.html#more
作ってみせて話して、は気持ちの昇華に繋がる。

なかなか思い通りには毎日過ごせない
ストレスが大きくなり過ぎてつらーい
ただ台風が通り過ぎるのをじっと待つしかないのだろうか

悲しくなっても。

2004年9月15日
お給料明細をもらった。
転職を本気で考えた。
諦められない症候群ならそれでそれなりに諦めないでやっていこうと
小さく決意。でも小さくため息。結構疲れるからさ〜

彼から11月休みとろうかなあっていったら「暇でいいね」と言われた。

悲しくなっても
こころを何も感じさせなくさせたらつらくないから
当分はその方向で。
(わたしはわたしでなく
わたしは誰ともつきあっていなくて
わたしは30で死ぬ予定。)

魔法の本はあらわれず
魔法使いにはなれない。

こんな日には大島弓子が必要。でわでわ。
ベスト電気で「20世紀少年」をずっと立ち読みしてた。
すっごく面白い。(けどコワイ。)早く続きが読みたいな。

香山リカさんの「自転車旅行主義」を読み終えた。
可能世界や哲学のお話は正直全然ついていけてなかったが
ふと混じる病棟の風景など日常の感覚が読んでいて心地好かった。
よしもとばなながノーベル賞をとると信じていると書いているのをみて
わたしもそうだといいなと思った。
「デッドエンドの思い出」はとてもよかったもの。

自分のことを考えるとパジャマを着て病棟にいる何人かのひとりの姿とだぶる。
それはそれでこころ休まる場所なのだろうか。

とりあえずは1冊分軽くなったリュックをおろして
かりてきたポルノグラフテイのベストを聴きながら
ゆっくりとまだみぬお話に
ココロをはせたい。

東京ラストデイ。

2004年9月12日
下北でごはん食べてコンビニで荷物を送り
軽くなったカラダで新宿に行く。

「同伴喫茶」なるものにはじめてはいった。
受付のおにーさんは地味な茶髪ウエーブで(音楽でもやってそうな感じもあり)少し安心。
「個室になっておりまして、お二人で3000円です。2時間たったらこちらから電話します」というシステム。
暗い照明の中、耳に障らないBGM。
顔がみえないようにすっときて飲み物をおいておにーさんは消える。
そして「ガマンデキナイ」と言って抱きしめられる。
薄暗い照明が残像。

(昔の喫茶店のようで
喫茶店のミライ系のようでもあり
不思議な空間だった。幾らかの清潔感があればまたきたい。)

あんなにひとが沢山いるのに
誰ともこころが触れ合わないというのが不思議だった。
ココロが動いたのは
何故かカラオケ屋さんで
彼と一緒に歌っていたとき。
カラオケは正直嫌いだけど
歌は好きなんだ。
ココロの距離が近づいたような
そんな錯覚をした。

眠りと花火。

2004年9月10日
朝起きて少しの間抱き合ってから
彼が仕事にでかけ
パンを食べて洗濯して使用法のわからない乾燥機をおそるおそる使い
2時くらいまで眠っていた。

私はよく眠るらしい。
彼といる時間も一緒にいるときも眠ろうとするので
あとでよく怒られる。
(もともと多眠型なのと、体力がないのと、逃避で眠ってしまうのだと自分では思っている。)
彼と過ごす時間にあまり眠りに固執しないようにと
できるだけ起きていられるようにと
ひとりでいるときには眠っていた。
眠っていると、ひとりも忘れられるしね。
でも彼と眠るのはとても心地良い。
目が覚めて隣に誰かいる幸福感は失いたくないもののひとつだ。

彼が仕事を早めに切り上げて帰って来てくれた。
「またねてたでしょ」と笑われた。
また抱き合う。(何度抱き合っても終わりがないですね。)
少し眠って、荷物をまとめて東京へ。
行く途中隣町の花火が見えた。

夢のような現実。/だから花火は好きなのだと気付く。
ベホイミで回復したい。

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