大切なひとがいる。
愛されているからではなく、
愛しているから
その人を大事にしたいと思う。
でもとても難しいね。

伊坂幸太郎さんを読もう。
みなさまにとって一月の残りの日が良い時間でありますように。
新聞の片隅に載っていた本の紹介をみて
さがしてみた二階堂奥歯さんの『八本脚の蝶』。
HPをはじめから最後まで読んだ。
何ていえばいいのだろう。
何ていえばいいのだろう。
http://homepage2.nifty.com/waterways/oquba/oqsearch.html
引用ばっか。
伊坂幸太郎『砂漠』を読んでいる。
仙台の大学に通う5人の春夏秋冬そして春。
『砂漠』を読むことで、『砂漠』の世界を体感することで
私も砂漠に雪を降らすことが可能な気がしてきた。

読み終わるのが惜しいので少しずつ読んでます。

うちにあったPC三台が諸事情により使用できなくなり
夜をどうして過ごすのかと思っていたが
本を読んだり眠ったり。
時間は沢山ここにあったんだと思った、あらためて。
気づけば年明けから毎日本か服を買っている。
(特に)仕事でも(時に)日常でもいろんな事があって
イライラしがちだから
イライラしたその分だけ
本を買ったり服を買ったりして
気分転換しようとしているのかな・・・自分。
むしゃくしゃしたから今日は花柄のロングスカート。
いつもは殆ど黒しか着ない私だが
何だが花柄のロングスカートがはきたくなった。
リバティプリントの優しいスカート。
(週末にはこの黒を買う予定。
 チェック柄は直前に誰かの元に。)
ああ、早く春にならないかな。
〈神よ、なにゆえに我を見捨てたもうや〉
http://www.elieli.jp/top.htm

「装苑」で見た
青山真治監督の「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」を紹介する記事の
写真の青空の抜け具合と、
そこで演奏する浅野さんの姿のかっこよさで
ああ絶対見に行こう!!!と思った映画。
ものがたりも素敵。
死にゆく世界を音楽が救う、なんて。

昨日は「THE 有頂天ホテル」をみた。
すっごく笑えて楽しい2時間15分。
劇場のひとと笑いの一体感を感じたのが初めてで。
ひとを笑わせるのは悲しませることよりもずっと難しいと
新保先生が言っていた言葉を思い出す。

「I LOVE YOU」

2006年1月14日
ねえねえ知ってる?
ナツメソーセキはね
I LOVE YOU

「月がキレイだね」って訳せって
言ったんだって
それで通じるからって
ろまんちっくね。ね?
       「Do you love me?」/『ヘブン』鈴木志保より 

友達とランチをして別れてからひとりになった後
立ち寄った本屋で鈴木志保さんの『ヘブン』とやっとめぐり会えた。
帰りの電車の中で、「I LOVE YOU」の事を考えてたら
涙が自然にこぼれ落ちた。
がらがらの車内で少しよかった。
12/24に行ったミスチルのドームコンサートでも
桜井くんは遠くから何度も何度も「I LOVE YOU」と叫んでいた。
遠くから少しでも届きますようにと。
それ以来、頭の中では「I LOVE YOU」がコダマする。

わたしも「I LOVE YOU」とあなたに言いたい。

鈴木志保さんの『ヘブン』は
「そこは、世界の果てのスクラップ場。
 捨てられたものたちが辿り着く、最後の場所。
 ぬいぐるみ、ラブレター、ロボットに子猫・・・・・・
 忘れられてしまったものたちが紡ぐ、
 13のせつなくやさしい物語。」
という本の裏の解説が一番的を得ている作品で。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4253105084/qid=1137296841/sr=8-1/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/249-9645564-1052345
簡素なことばとその絵によって
その何倍もの思考の海に連れて行ってもらえる。

18日間

2006年1月11日
抱き合って毎日眠った。

あけましておめでとうございます

今日やっと「FEEL YOUNG」(いわゆる「フィーヤン」)を立ち読み。
ジョージ朝倉さんの「ピースオブケイク」にのっけからやられる。
わたしたちは自ら毒を盛っている
それでもそんな私を愛してほしい
という小さな小さな物語は
きっとどこにでもありふれていて
だからこそ
ひとのこころをつかむのね

雪に閉ざされた新潟から福岡に帰ってきたら
途端に風邪をひいた。
きっとひとりで眠っているから寒いんだと
ひとりの部屋でひとりPCを前にひとりごちた。

行人

2005年12月20日
大学の授業で一年間夏目漱石の「行人」と思いもかけず向き合った。
ひとりよがりな読みではわからなかったことが
田中先生とその他のみんな、また論文を通して
また何度も読んだり考えたり
そんなことを通して
少しずつ「行人」の本当の姿が見えてきた気がした。

たどり着いた先
そこは一郎の寂しくて凄惨なこころの希求の精神世界だった。
どこに行くのだろう。
近代の苦悩の具現である彼が生きたその先を
わたしたちはもっともっと奥まで歩きはじめている。
最近料理を時々作っている。
彼が12月23日から2週間福岡にきてくれるので
そのときの予行練習。

日曜にはマドレーヌを焼き
今日はロールキャベツを作った。
マドレーヌを作っているときには
ブランデー瓶がメレンゲのボールに落下し
今日の最後の方にはキャベツがぼろぼろになって半ば強引に包んだ。
30cm×30cmしかない小さな台所で
小さな冗談みたいなことばかり起きている。
(いや起こしている。)

志村志保子さんの『女の子の食卓』を帰りのセブンイレブンで受け取り
帰りの電車でよみはじめた。
『女の子の食卓』は、食べることを媒介にした女の子たちの
小さな幾つもの欲望の物語。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4088566483/qid=1134475206/sr=1-1/ref=sr_1_2_1/249-2255877-5759562
食べることを通して初めて自分のささやかな欲望を知る。
だからこそ少し大人になれる。
そんな言葉も必要としないくらい、すてきなマンガ。
志村志保子さんをもっと読みたい。

彼と少しでもごはんを一緒に食べたい。
わたしの作った料理を食べて欲しい。
ささやかなささやかなわたしの欲望。
この欲望は、
私は本を読む。

瀬名秀明さんの書評サイトをみていたら本が沢山読みたくなった。
http://senahideaki.cocolog-nifty.com/book/
多分、私の小さな世界ではきっと見逃してしまうような本の数々。

良い本と出会ったときは
次に読むべき本まで教えてもらえることが多い。
例えば大江健三郎。
大江の本を読む楽しみには、
その小説の中で他の物語を知ることができることも(正直)ある。

もっともっと深く深く本を読めるようになりたい。
そうしたらもっともっと世界のことや自分のことがわかるような気がするから。

冬眠

2005年12月7日
休みにしていたので思う存分眠っていた。
目覚めたら14時40分。
冬眠に入りつつある。

パリ

2005年11月27日
パリに行きたい
いやバリでもいい
日本を軽く抜け出して
どこかの街角でぼおおっと町に含まれていたい
そんな気分。

長嶋有さんの「いろんな気持ちがほんとの気持ち」と
やっと図書館で出会い帰りの電車で読む。
くくく、と笑い声をたてながら。
本屋で立ち読みした川上弘美さんの「此処彼処」も
タイトルを含めてとてもよかった。
あと「サークル・オブ・マジック」もかりてみた。
疲れたときにはファンタジーとエッセイ。
仕事やめたいな。疲れた。
紀宮さまと黒田さんの結婚をテレビでみていて
思わず涙がこぼれた。

悲しいニュースが多い中で
久しぶりに幸せな気持を感じられた。
末永くお幸せに・・・

「Beauty and the Beast」

2005年11月12日
劇団四季の「美女と野獣」をひとりみてきました。
ベルは本を読むことを愛していて
その理由は「平凡な日常を離れお話の中で冒険できるから」。
野獣にも本を読む楽しさを伝え
ともにこころが通い合っていくところが好きだった。

タリウムを母親に摂取させていたという女子高校生の
中学時代とかみていると自分に近いモノがあった。
わたしも中学時代は周りと話が合わず、
それよりは図書館でひとり本を読むことを好んだ。
興味の対象が近しいひととは
幸運にも大学のサークル活動を通し幾人かと出会え
やっと楽しく会話することを知った。
興味の対象が、芸能人や恋愛や噂話ばかりではないことも許してもらえる環境であってほしい。
またひとりでも、誰かとそのときに出会っていたらと
思わずにはいられない。

今読んでいるのは
ポールオースターの「リヴァイアサン」。
オースターは大好きで、「リヴァイアサン」も一度は読んだけれど
また今読み返すと前とは違った喜びがある。
本は読むことでやっとその存在をあらわし、
また再び読み返すことで、やっとその存在理由に近づける。
(誰かの受け売りだが。)
ほんとにそう思います。
今は「リヴァイアサン」を通じてよい思考の旅にでかけられそうだ。
宇多田ヒカルの「Be my last」が好き。

いつか結ばれるより
今夜1時間会いたい
少し早い誕生日プレゼントとして自分に買った
「牛腸茂雄作品集成」がセブンに届いたので仕事の帰りに受け取った。

電車の中でページをめくる。
牛腸さんの(わたしはそう呼んでいる)写真と
牛腸さんを知る人の彼を巡る言葉と
残された手紙や高校生のときに描いたポスター。
生きているときの牛腸さんをわたしは知らないけれど
彼の写真はずっとずっとこころに残っている。
はじめてみたときからずっと。そしてこれからも。

牛腸さんの写真をみたのは多分高校生のときで
(NHKでやっていた?飯沢耕太郎さんの写真に関する番組だったと今突然思い出したが正しいのだろうか)
彼の撮ったタイヤの前にいるこどもや
双子のような姉妹を撮った写真に何故かこころを惹きつけられ
(今思えば「SELF AND OTHERS」)
大学時代には写真部に入部してみた。
思えば彼のような写真が撮りたかった。

デザイン的にもとても優れていて
そこに(一見相反するかのような)あたたかみが感じられるような
牛腸さんの写真がとても好きだった。
そのことを思い出せただけでも今日はいい日だった。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4764105403/qid=1131454433/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-4268737-3308356

「ナインスゲート」

2005年11月6日
吉野朔実さんの映画本を見て以来ずっと「ヘンリーフール」と並んでみたかった「ナインスゲート」を見つけた。

あらすじはジョニーデップ演ずる本の探偵が
希覯本の「9つの扉」の調査をしているうちに
どんどん悪魔に関わる争いに巻き込まれていく。

彼は最後にどこへ行ったのだろう。
誰かともっと話したくなる映画。
http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail?ty=mv&;id=160137

うちの豚汁。

2005年11月2日
来たるべき同居の日にむけて料理修行。
といっても殆ど作れない・・・
とりあえず実家で母と一緒に作った「豚汁」を初めて作ってみました。
わりと美味しくできた。

生まれてはじめて里芋を買った。
福岡では「コイモ」といいます。
それに「豚汁」は「ブタジル」と読み「トンジル」は少し下品な響き
「ブタマン」ではなく「ニクマン」のがBETTER。
しかし新潟ではその逆らしい。
言葉って不思議。
こどもができたらどんな言葉を選ぶのだろうか。

カードについて

2005年11月1日 日常
気をつけてTVをみていたら(そうですテレビをみています)
借り入れをすすめるCMのなんて多いことだろう。
消費者金融ならある意味当然のことかもしれないが
銀行ですら「欲しいモノは今借金してでも買わないと」というようなことを爽やかに伝えていて、こわい。
何やってんだ銀行。
昔は気にもしていなかったこんな広告が目につくのも
近親者がカードで問題を起こしたことがあったから。
また起こしそうな気がするから。
カード会社に電話をしてなんとかカード作成を止めることができないかと尋ねても
本人が了解して作っているならそれは無理ですと女性は電話口で事務的に話す。
彼にもしも借金やカードを無断で作ったら絶対に離婚すると
本気で怒り、多分作っていないだろうと思っているけれど
一度ふたりの結婚資金で頂いたお金を競馬で使い込まれたので
信用は全くできない。
少なくとも私は借金をすすめるような銀行やお店では
絶対にものを買うつもりはない。

欲しいモノは借金をしてすぐに手に入れるのがいいのか
それとも目標をたてて貯金してやっと手に入れるのがいいのか
そもそもそれが「本当に」欲しいモノなのか
宣伝と嘘と情報とそれらしい雰囲気に囲まれている今、
もう一度考えて欲しいと思う。



嫉妬

2005年10月31日
昨夜は「春の雪」を見た彼と話していて夜更かしをし
朝は目覚ましをかけ忘れ遅刻しそうになった。

自分の好きなものを好きなひとに気に入ってもらえるのって嬉しい。
だからこそ軽はずみに「好きだ」なんて言えなくなってしまい
むこうからその話題をふってこられてはじめて
「そうそうそうそれいいよね!!!」って話しだせるワタシ。
好きなものを並べていくと自然と「ワタシ」が作られていくから
おいそれとはいいだせないってのもある。

福岡にも何故かできてた青山ブックセンターで
「佐藤雅彦研究室」の広告批評を購入。
でてくるひとでてくるひと皆がかしこそうにみえる。
私が学校に行ってたときとは随分違ったことをしていて
うらやましくて嫉妬した。

とりあえず今のトンネルから抜け出したい、どこへでも。どこかに。なんてどこか他力本願。特集は面白かった。おすすめです。

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