なんだかやる気。
でも1番みたかった「蛇イチゴ」はかりられていて残念。

仕事のあいまの見まわりで
外にでたら空気がとても冷たかった。

晩ご飯はシチュー。

「イノセンス」

2005年1月19日
押井守監督の。

新潟の映画館で1度みたけど
そのときは一瞬気を失ったから。
もう一度きちんとみようと思って借りた。

端から端まで埋め尽くされた線と色と言葉は
家の小さな画面で何度もリピートしてみるのにもむいていると思った。

この世がいつか覚めてしまう夢ならなんて軽く生きられるだろうと
何度思ったことか数え切れない。
でも夢から覚めて戻った現実が今よりも幸福なんていう
可能性に賭けることはもうできない。

「聡明な伴侶を得られるのなら共に歩め
 聡明な人と歩めないのなら一人歩め
 愚かなものを道連れとするな。
 孤独に歩め、悪を為さず
 求めるところは少なく、林の中の象のように」

「イノセンス」の中の気になった言葉を調べていたら出会った出典。
仏陀の言葉。

「孤独に歩め、悪を為さず
 求めるところは少なく、林の中の象のように」

くりかえしくりかえし心の中で考える。
考える事が宿命ならば。

「swimming pool」

2005年1月18日
フランソワオゾンの
はじめてみたけど
水の青がキレイだった
どこまでが小説で
どこまでが現実で
で、その現実も
映画だったりするわけだ。
若い女の人のカラダがひどく美しかった。
思いきり日に焼けたい。
思いきり日常を逸脱したい。

ちゅうぶらりん。

2005年1月10日
1/10に入籍した。
しかし苗字問題が持ちあがり、市役所で書類がストップ。
どっちつかずのちゅうぶらりん。

写真/Wolfgang Tillmans

2004年12月22日
Wolfgang Tillmans を東京でみたかった。
でもクリスマスは大阪でUSJ。
翌日は京都で新選組。

http://www.operacity.jp/ag/exh55/index.html
hpを覗いていたら、ますます彼の写真がみたくなった。
金沢の21世紀美術館のオープニングに偶然でくわし
幾つか見た作品の中でも彼の写真が1番心に残った。
「ああわたしは写真が好きなんだ」ということを思い出すと同時に
彼の写真をずっとみていたかった。
彼の世界をずっとみていたかった。

わたしは酷く忘れやすいから
なんとか忘れないように、写真やビデオや文字で記憶を残そうとする。
その時点で記憶が如何様にも変えられていようとも
それでもそれはわたしのなかの幸福な真実のようにみえる。

覚える必要があったのはただの事項ではなく
そのときの瑣末な出来事なのだ。
(とりあえずそれを私は必要としている。)
物語を描くために
「僕」がコーヒーを淹れる必要があるように。
(とりあえずそれを私は必要としている。)
朝食にパンとコーヒーが必要なように。

写真が撮りたい。
彼からのクリスマスプレゼントはデジカメ。
Wolfgang Tillmans はT3。
そのときの気持ちの動きをあらわせるような写真を撮りたい。

小さな失恋

2004年12月18日 日常
Yからメールで4ヶ月ぶりにお酒を飲みに行く。
Yのうちじゃなくて外で飲むのははじめて。
お酒を飲んで、わたしの遠距離恋愛状況を話す。
Yの2ヶ月前にできた彼女との週五日の半同棲の話をきく。

明日は絵を一緒に見にいく。

要するに、今までのことはなかったことにかなと思う。
小さな失恋か。そんな動揺が幾許か。
マイケル・ルーという名前をはじめて知った。

サミシイという感情で心とカラダが繋がった何日かだった。

でもそう思ってたのは私だけだったのかな。
でもそう思えただけでもよかったのかも。
少なくとも一瞬はサミシサを忘れられたからさ。

/遠くなっていくあの頃の僕ら 堂島孝平

好きなはずなのにどんどん彼の声が遠くなっていく。
つきあってはじめての旅行用に買った、黒い鞄の表面をなでて
あの頃のことを断片的に思い出す。

大切なことをわたしたちは忘れてしまう
それがこわくて日記をつけはじめたんだ。
佐野洋子さんの「神も仏もありませぬ」、おんもしろかった。

性欲も食欲も本を読もうとする気力も、
からだがげんきじゃないとでてこないと
齢(よわい)29にしてあらためて知る。

体調不良で休んで以来、たべたいものをたべている。
実際は、
今まではお菓子ばかりを主食のように食べていたが
飽きてしまい
お菓子を買っていたお金で
スイートポテトパイやカマンベールクルミ、豆乳ドーナツといった
お菓子のようなパンを買っているだけだけれども・・・
シチューやポトフなども作って食べている。
二人分は軽く。

今はレベッカブラウンの「若かった日々」を読んでいる。
作品ごとに雰囲気が変わる作家。レズビアン。すごく姿勢のよいイメージ。

あと満たされていないのは「こころ」だけだな。
朝起きてピザトーストをトースターに入れ
コーヒーを飲む。
賞味期限を切れたヨーグルトはあまりおいしくない。

あまりの寒さに、布団にくるまりながら「バグダッドカフェ」をみる。
最初の斜めチックな画面と黒人女性の荒荒しさに失敗したかなと思ったけれど
最後の唐突な終わりの瞬間にはみてよかったと思えた映画。
アメリカの砂漠の中にあるバグダットカフェにきたドイツ人女性によって
カフェがあったかい場所に変わっていく物語。
プロットはそんな感じだけど、
ほんとはそんな話ではない。
素敵な、優しい「魔法」がみられます。

(ビデオ屋で迷っているときは一歩を踏み出してみるものである
というのも学んだ→失敗ももちろん多いけれども。)

そのまま気付いたら眠ってしまい14時くらいに目覚める。
美輪明弘さんがでていたNHKの介護番組をみる。
図書館に行って「芥川龍之介集」/佐野洋子「神も仏もありませぬ」/チェーホフ「かもめ」/L.Frank Baum「The WONDERFUL WIZARD of OZ」レベッカブラウン「若かった日々」を借りてくる。
ビデオ屋で「21g」をかりる。
レイモンドカーヴァー全集を古本で注文。

こんな勝手気ままな日曜日が過ごせるのも
「仕事」をして「お金」を得ているお陰だと思うと
「仕事」は重要だと感じる。
でももう少しだけ記憶に残る仕事をしたい。

Letter

2004年11月27日 日常
久々にジンを買って、お酒を飲む。
大根を煮た。おいしくできた。

夜「たそがれ清兵衛」をみた。
「あなたでなければ」というような言葉を言われたい。

エロメールが1日10通は携帯に届く。
彼からか、Yからか、と喜んでみては内容をみてがっかり。

言葉はひとを幸福にもするし
      不幸にもするし。

Eメールをジョニーデップは辞めたと雑誌の記事で読んだ。
「エドウッド」を誉めてくれたアンソニーホプキンスの手紙が心底嬉しかったことやなんかがそこには書いてあった。
Eメール、辞められる勇気がまだ私にはないけれど
手紙の重さってある気がする。
誕生日に彼からもらった手紙はほんとうにうれしかったから。

待っているときには手紙はこないものでもあるが。

フライデイ

2004年11月19日
伊藤比呂美「On Friday」という詩がある。
その詩をふっと思い出した。
今日は金曜日。

今日は仕事を休んだ。
念願の朝寝坊をし、掃除して、ネイル塗って、で今からマッサージに。
夜8時の飛行機で彼がやってくるから空港に迎えに行く。
おいしいものを食べたい。
そんな金曜日。

よい週末を!
で、お茶の子さいさいって?

朝から掃除をして
髪を切って
電車に乗って
BOOKOFF天神店でジョージ朝倉さんと安彦麻理恵さんのマンガ探して
見つからなくて
「TRUM」という北欧雑貨の店に行くためにすごい距離歩いて
岩田屋の北海道展で醤油ラーメン食べて
アイス食べて
チーズケーキを買って
スイートポテトは高くて買えず
「SAW」もお金が厳しくなり見れず
100円バスに乗り博多駅に戻り
BOOKOFF博多駅前店でジョージ朝倉さんの「ハッピーエンド」を立ち読みし(買うまででもなかった)
しかし「ピースオブケイク」はみつからず
なぜか「し」行の近くにあったナナナンキリコさんの「短篇集」を読み
彼の前彼女がナナナンサンを好きで
それがまた彼と元彼女の同棲生活であったろう良い記憶を私に妄想させ
つらくなり
もう金輪際マンガは読むまい、と決めた。
でもコミックで集めているのは除外しようとか考えてたら
やっぱりマンガ断ちは無理だと気が付いた。ある意味よかった
なぜか私には7年つきあった元彼の記憶はなく
記憶は無くなっていいこともあるんだなと最近考えたことを思いだした。
帰りのJRで彼に「元彼女たちの記憶はありますか?よいことも悪いことも含めて」とメールした。(本当にききたかったのは時々思い出すかということだったけれども)
彼からは「残っているんではない。少しは」と。
私「だよね
  考えたらわたしには記憶がないから。
  あいてもそれだったら悩むことはないなーと思ったケド。
  普通は覚えているよね。ただそれだけ」
彼「ただの経験値。体験学習」

私のことは忘れないでいてね。とずうずうしく思う。
何か夢中になること探さねば。
秋は長いから。
無いものを自ら作ってきっと気が狂う。
とりあえず「項羽と劉邦」(中)を読み始めてみた。
多分、必要なのは本でもない。ふう。

11/11

2004年11月11日
わたしのPCのお気に入りには航空券関連が沢山。
彼が遠くに住んでいるので
暇なときはHISやじゃらんのサイトなどをみて空想する。
実際に買うのは、近所のJTBとかでなんだけどね。
旅が気付くと結構すきになっていた。
ここでなければいいのだ、多分。

帰って郵便箱をみると
コニカ幻スイーツ当選のはがき。
いいことは11月のうちにと思って
お届予定日は11月27日を希望した。
誰かから私宛てに何か届くというのは嬉しい。

ジョージ朝倉さんのマンガがよみたくなって
でもお金ないのでネットで探したりしていた。
結局BOOKOFFとかで買ったほうが安そうだけれど。
「ハッピーエンド」と「ピースオブケイク」が欲しい。
こころのときめきが何より必要。

生きていくためには。

変化

2004年11月10日
「FEEL」にのってたジョージ朝倉さんの『ピースオブケイク』がとてもよかった。
ラストのページ一枚が特に。

トモダチとかシリアイから
違う段階へ変わっていく瞬間ってちょっといい。

ひさびさにこころをもっていかれた。
南Q太さんも安彦麻理恵さんも他の方も面白い。
マンガ最高って思えたampmで。
それもまた侘しくて良い。

一青窈さんの「一青想」を朝と眠る前に聴いている。
「珈琲時光」をみてから、なんとなく好きになった。
不思議な魅力がある。存在は惑星に近い。

眠れない夜に

2004年11月8日
朝目覚めると絶対今夜こそ帰ってすぐ寝ようと思う。
夜になると動作が鈍くて眠りまで時間がかかる。

伊坂幸太郎さんの「陽気なギャングが世界を回す」を読了。
もう読むべき本はないのだな、と寂しくなる。
でも本になってないものを探せばよいのか。
こんな世界がどこかにあると思えたら
私の人生もまだ期待できる。
そんな気がした。

彼に電話して
それでも眠れなくなってしまったのでネットサーフィン
というかヤフオク巡り。
ドラえもんポーチをみつけてしまった。
落とせたら嬉しい。
あとは好きな作家の全集とアフターダークのしおりセットに入札。

次は何を読もう?

チケット

2004年11月7日
誕生日近くに
彼がこちらにきてくれるので
一緒に「ハウルの動く城」をみたいと思って
前売り券と指定席を買った。
楽しみが予約されているようで嬉しい。
11/20 土曜日 朝10時の回。
問題は、私が起きられるかということだが・・・

ナイロン100℃の「消失」のチケットも購入。
今週はあと千円ちょいで生活せねば。
味噌汁とごはんでなんとかしのぎます。
望まなくとも質素な生活。
でもお菓子だけはついつい買っちゃうんだよね。甘い。

土曜日

2004年11月6日
実家に帰った。

伊坂幸太郎さんの「ラッシュライフ」を読み終えた。

天皇陛下が皇后さまの手を持って飛行機の階段をのぼっていた。
その姿がとても自然で美しかった。
互いにそっと支えあえる関係でいたい。

前に前に進むしかない「生きている」ということは思えば苛酷なことだと
『行人』を読んで思った。

もしも私に生まれてきた意味があったとしたら
母を近くで支えることかもしれない、と本を読んでいる最中突然思った。
でも私は彼と一緒に暮らしたい。
そのためには遠くへ行かなければいけない。
どうすればよいのでしょうか?とメールを打った。
答えは簡単にでませんね。

「珈琲時光」

2004年11月3日
大嫌いだった東京の
雑踏の中の風景が
何度も何度も蘇えり
何時の間にか
東京で同じ空気を感じたいと
思えた映画でした。

夜は彼と喧嘩して
眠りづらい夜を過ごす。
わかれなんて簡単なんだな。
昨日、広島市民球場での奥田民生さんの歌を聴いてきました。
だだっぴろい球場の、マウンドの上で、ギターだけを友に彼は歌っていました。

歌を聴いているときに、空などを眺めていました。
時に掻き鳴らされるギターが、声が切れる瞬間が、会場の空気が、
遠くて小さくしか姿はみえなかったけれど
それら全てが幸福でした。

奥田さんの歌は、最近のは地味な感じが多いので
アジカンやフジファブリックなどのカヴァーをされたときに
歌の上手さを感じられます。
楽しそうでした。
わたしも楽しかった。

彼に「野ばら」をいれたMDを送ろうと思いました。

帰りの高速バスで、伊坂幸太郎さんの「アヒルと鴨のコインロッカー」を読み終えてしまった。
「死んでも生まれ変わるだけだって」
探偵小説はいつも真実をわたしたちに求めさせる。
伊坂幸太郎さんはいつもその真実に厳しく、そして優しい。

私もHIVの抗体検査をしよう。

今日の出来事

2004年10月29日
彼にゆずの「ゆずえん」のMDを作って送る。

上司に遠方のひとと結婚する場合、転勤できるかきいてみた。
できるらしい。
「おめでとう」と言ってもらえた。
素直に嬉しかった。
でもまだ難関の母がいるから、本決まりではない。
うちの母にも祝福されながら、どうせなら結婚したひ。

夜、返却期限が今日の「ショコラ」を急いで見る。
思っていた以上に良い映画だった。
私もチョコレート屋やりたくなったと彼に言ったら笑っていた。
定住したくてもいつかはまたどこか旅立っていくのだろうね。
彼女も、私も。

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