清顕は夢の中で聡子と出会うことで
現実の彼も聡子を強く求め始める。

私が彼を求め始めたのも
彼を夢で何度もみたからだ。
彼の手に触れた感触を、現実でも得たいと思ったからだ。
(清顕が聡子を現実でも手に入れたように
 わたしも幸運に彼を夢を契機にして手に入れた。)

夢はこころの底の反射だ。
だからこそ不安も欲望も現実よりも直截的で。
そこで起こる出来事は現実の日常をも浸食するほど
(現実を夢と地続きだと思う程、いや信じたくなるくらい)
魅了される。

「春の雪」をみながら後半はぼろぼろと涙が落ち続けた。

そして映像を見ながら自分の生まれてきた意味を考えていた。

いつのまにか生まれ
誰かと出会い誰かと交わり
愛する人の子どもを身籠もりそして死にむかっていく
そんなわたしたち。

三島由紀夫の原作も読まねば。
http://www.harunoyuki.jp/
「NANA」目当てで読んでいる「Cookie」の中の
「潔く柔く」が気になったので久々にいくえみ綾さんのマンガを買った。

「潔く柔く」も「カズン」も読んでいるときは自分も恋しているときみたいで気持ちよかった。

恋、したいよね。かわいく、なりたいよね。素直に思える作品です。
これからはTVをみないことにした
突然そう思ってとつぜんそう決めた
でも「野ブタ。をプロデュース」みたいし
彼と共通の話題なくなるし
とか最初から弱気な気分。
でも少しだけやってみよう。

たまもの

2005年10月22日
寒い、寒いいきなり冬だふくおか

林由美香さんの「たまもの」という映画がみたい。
もとはピンク映画として作られた作品らしいけど。
すごくその狭い内容に惹かれるところがあった。
ネットで情報探していたら、結末まで書いているとこがあってショックうけた。
ビデオ屋さんに行けばおいているかな。
彼のいる新潟に行ったときに借りてもらおう。
こういうときおんなは便利じゃないな。
http://www.argopictures.jp/lineup/tamamono.html

くるりのこと。

2005年10月5日
くるりのこと。
くるりのことばかり考えている。
ミーティングの間も。
帰りの自転車に乗りながらも。

「リバー」→「ロックンロール」→「BIRTHDAY」

「さようなら春の日」の隣の「Bye Bye SpringDays」のことばに、少しだけこころが揺れる。
Daysって
sが泣ける。

朝から音楽を聴く。
仕事中も、ネットしながらも。
音楽が世界。
そんなふうに支配されたい。

「のだめカンタービレ」と「げんしけん」が面白い。
コレクションに加えよう。
音楽とマンガに夢中な、そんな話。
少し早起きして朝一番の映画館へ行き「メゾン・ド・ヒミコ」をみてきた。

とても好きな映画が増えた。嬉しい。
できればあの世界でわたしも生きられたら、と思うくらい。

「セックス」で結び付けないふたりの
交わらなさとでもだからこそ生れる違った関係性が
血縁以外の家族にも近しいもので。
ああいうものをもし作れるとしたら理想だ。

北村道子さんの衣装も美しく、
わたしの彼にも美しい衣装を選びたいと思った。

もしも機会があればみてください。

海のそばにわたしもすみたい。
眠りをからだは欲しているはずなのに
浅い眠りからふいに目覚め
彼にメールを送るのもとりやめ
朝まで生テレビを遠くでききながら
夜中にも関わらず掃除をはじめる。
とりあえずただ滅入る考えに落ち込んでいくよりもずっとよい。

論理的にただしいことが本当にただしいことでは無い気が最近はする。

三年前のふたりに戻りたいと思う。
でも戻れないのも知っている。
彼の寂しさをわたしは好きだったのかもしれない。
彼はもうさびしくないのかな。
わたしはなんでこんなにひとりなのかな。
そんなことばかりを考えている。
少しの楽しいことがあればすぐに目盛りは逆に振り切れるけど。
(もちろん幸せになりたいからだけど。)
感情なんかにふりまわされてはだめだと思う。
もしくは感情にどっぷりとつかって何もかもみえなくなってしまいたい。

「ポーの話」

2005年9月27日
大阪へ向かう新幹線の中で読み終えた。
幾つもの小さな話が積み重ねられて作られた物語。
ひましあぶらとメリーゴーランドが好き。

Songs

2005年9月16日
素敵なうたに出会った。
宇都宮敦さんがうたう15の世界。こういうの好きです。
http://air.ap.teacup.com/utsuno/18.html

「ドラゴン桜」最終回をみた。
東大に受かって(ドラマだけど)嬉しかった。
古典や歴史はマンガから入れ
3教科よりも5教科を
明日は「女王の教室」
こどもには東大を。果たせなかった夢を勝手に押しつけて。

彼と電話で話していて、
いつも最後は自民党の悪口で終わってしまふ。

久々に結婚指輪2号をつけた。
明後日はともだちの結婚式だからつけてでるつもり。
指輪をつけると少し指がきれいにのびる。

水曜日

2005年9月14日
水曜日
お休みの日。
「メゾン・ド・ヒミコ」を見に行く予定が
体が重く、その気になれずに延期。
近くにビデオ屋で「街の灯」「蝶の舌」「美女と野獣」をかりて
「ドラゴンボール」を二時間ほど立ち読みして
「職場の犯罪をおこさない作文」を食事の合間にかきあげたらもう夜。

昨夜ひさびさにみた栗鳥巣さんのHP内の日記が面白かった。
新宿でストリップをみた際の踊り子さんの中でも
なかなか異彩をはなっていた。
http://www.torisu.com/200503d.html
いろんな人のいろんな日記(日常の一部分)が
たとえ嘘でもほんとでもかいまみられるからネットは好きだ。

18日が満月(仲秋の名月)。仏滅。そして友人の結婚式。

彼と一緒に過ごす日常は今よりも幸せなのだろうか。

将棋

2005年9月9日
もうねようかなと思いつつもテレビをみていたら
TRに棋士の渡辺明さんがでていた。
すっごく面白い人で番組も面白かった。
棋士ってすごい。
http://blog.goo.ne.jp/kishi-akira/

台風クラブ

2005年9月6日
台風クラブ
台風が近づいている。

「台風クラブ」をみたのは中学生の時の深夜テレビで。
みてはいけないものをみたようでドキドキした。
繰り返される「ただいま、お帰り」
台風が近づいてくるにしたがって
どこか日常の枠から外れていく少年、少女たち。
彼らを日常に戻す行為、それが
「死」という儀式で現実だった。
それが本当の映画だったのか
わたしの頭の中で改変されゆき映画の記憶なのか
正直わからないけれど
台風が近づくとどこか揺れる気持ちは
映画と折り重なって行く。

夢みたいな現実感のない、ただ息をしているだけの毎日の中で
時折仕事を介して「死」に触れるのがこわいのだと
最近気づいた。

沢山のお菓子を買って部屋に閉じこもる。
雨の中、踊る少女を思い出しながら。
あなたがわたしにくれたもの
キリンが逆立ちしたピアス

あなたがわたしにくれたもの
あの日生まれた恋心

ジッタリンジン「プレゼント」より

彼の誕生日プレゼントに悩む。
なんでも持っている人だから悩む。
一昨年はかばん
去年はお揃いのPORTERのお財布

自分の好きなものと彼に似合うものとの交差する点を求めねば。

眠りつづける

2005年8月28日
眠りつづける
僕にしかみえない幻なのかもと
思ったりもした

最初に会った時も、ガラスを割りまくった夜も、
その後のプールでやりまくったセックスも。

夢というより僕が僕の妄想の中に迷い込んでしまったような。

恋っていうんですか?
そういう境地。

よくわかんないんですよ、そういうの
ここ何年もずっと工場のことで頭がいっぱいで
おかしくなりそうで。

最近やっと正気に戻れた感じかな?(^−^)

「破戒〜ユリ・ゲラーさん、あなたの顔はいいかげん忘れてしまいました〜」
松尾スズキ原作 作画山本直樹 より引用
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4091885713/250-1587835-1253031

彼も私も夏休みは終わり、
そして私は彼が新潟に帰ったので眠り続ける日曜日。
だらだらと終わらない日常を生きていくことよりも
こころ動く数日を生きて終わりたい。

「破戒」のカズシがミツコと出会って
笑う姿が好きだと思った。
良い本です。
「雲の向こう、約束の場所」
夏バテだかなんだかわからないけれど
ひどく眠くてひどく疲れた。

帰りにビデオ屋で新海誠さんの「雲の向こう、約束の場所」をかりてきた。
http://www.kumonomukou.com/top.html朝起きてみようと思う。
現実とフィクションと8月14日
FEEL YOUNGの南Q太さんのまんがをみて
枡野浩一さんの話と全く違ってて
どっちが正しくて
どっちが嘘なのかわからなくなった。
http://d.hatena.ne.jp/mass-no/ ←枡野浩一さんのHP

どのひとにとっても
現実でフィクションで溢れたネット上や創作物を
少しの私生活の種を持ち眺めてみていると
違うものがみえてくるのもまたそれは事実で。

事実そのものが、そのひと以外の場所にでた瞬間
他のひとに消化された瞬間
ちがうものに変わるという認識は
何かに対峙するときには決して忘れてはいけないと思った。

西原理恵子さんのあんなにリアルにみえる毎日かあさんだってその他のマンガだって
「フィクションだから」って確実に言っている訳だし。

別のことでは日常ののぞき見感覚で幾つかの日記をみているけれど
それもどこか残酷な行為のような気がしてきた。うう。

とりあえずわたしにとってこの場所は
言いたいけれど言うことができないことを
言うことができる場所なのです。

土曜に「女王の教室」をみた。面白かった。次どうなるのだろう。

今日実家に兄夫婦とこどもたち三兄弟が遊びにきていた。
小さいながらも長男は怒られてばかりで大変そうだった。
大人になってもっと大変なことはあるから
できるだけ楽しい思い出を作ってあげたい。
そう思いながら小さな実家の庭で三兄弟と少し遊んだ。

コンビニにチョコ菓子が少し増えた気がする。
秋が近づいている気がした。
自分の世界が変わる方法
二度とこの時間を繰り返せないと強く実感することで
わたしの日常世界は簡単に形を変える。

彼がこっちの教員採用試験に落ちたため
新潟に私が異動することが結果的に決まった。
そうわかってからのいつもの変わらない風景が
いつもよりもはっきりと見えだした。

これからさきどうなるのだろうか。私。人生。
正直、ここを離れたくない。
彼とは早く暮らしたい。

難しい問題だ。

「世紀末の詩」

2005年7月31日
「世紀末の詩」
彼といた一週間と少しの時間
ふたりで彼の好きだという「世紀末の詩」をずっとみていた。
幾度も試練のように繰り返される愛を求める問いの物語。
言葉だけじゃなくて、お話で、映像で、全てで
愛を表せるこの物語と野島伸二に嫉妬した。

ハローベイビー
泣かないで
偽物の愛をつかまされたら
僕がホントのにかえてあげるよ

ハローベイビー
愛って風船の形をしてるんだ
プーッと息を吹きこんで
苦しくなったら交替しよう
割れないようにキュッと結ぼう
赤、青、黄色それぞれに
色鮮やかな愛が上がるよ
時には風に流されよう
時には雨に打たれよう
いつか降りゆく場所さえも
僕と君は一緒なんだね

http://www.alived.com/blue/lastsong/

「ほしのこえ」

2005年7月29日
NHKのTRを見て以来
新海誠さんの「ほしのこえ」がずっと心の片隅にひっかかっていて。
彼とビデオ屋にいったらあったので借りてきた。
(あとは「ミツバチのささやき」を300円で買った。)
30分もない短い作品。
本当に作りたいもの、伝えたいものを
たとえつたなくても

ひとは信じて作るべきだと思った。
http://www2.odn.ne.jp/~ccs50140/stars/index.html

彼とふたりでみることができてよかった。
干刈あがたが好きだった高校時代。
彼女の死を知ったのも高校時代。

結婚式からひとつきも経たないうちに
結婚指輪を落としました。
正確には無くしました。
彼の目の前で、バス停で、人混みで無くしたのが
少しだけ救い。
だって嘘をつかなくてもいいからさ。
警察にも行った。
物質は消滅しない。
無くしてごめんなさい。

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